インフルエンザは通常のかぜと比較し重い病気です。
インフルエンザの病因はインフルエンザウイルスですが、
かぜの病因のウイルスは 200種以上もあります。
普通のかぜは、のどの痛み、鼻水、くしゃみ、
せきなどの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。
熱も高くはならず、酷くなることはほとんどありません。
一方、インフルエンザはかぜの呼吸器症状(のどの痛みやせきなど)
に加え38~40度以上の急な発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など
全身の症状が強く現れます。
これらの症状は、通常5日間ほど続きます。
高齢者や、呼吸器や心臓などに慢性の病気を持つ人は
気管支炎、肺炎など、小児では中耳炎、
熱性けいれんなどを併発し、重症化することがあり、
最悪の場合は死に至ることがあります。
また近年、インフルエンザに感染した小児が、
まれに急性脳症を起こし、死亡する例が報告され、
大きな社会問題となっています。
実際には、
インフルエンザとかぜは症状だけからの鑑別は困難です。
しかし、現在インフルエンザに感染しているかどうかを
簡単に調べられる検査薬(検査キット)が医療機関に広く普及し、
鑑別が容易になりました。
かぜもしくはインフルエンザに感染したと思ったら、
早めに受診して、医師による適切な処置を是非受けて下さい。